森田 たかし(もりたたかし)

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新たなる状況に直面して

長いようであっという間の参議院選挙が終わりました。国民新党に突きつけられたあまりにも厳しい民意を噛み締めながらの御挨拶廻りを続けておりますが、気が付けば間もなく臨時国会が始まろうとしています。

次期国会からは与党全体の議席数が過半数に全く満たない、所謂「ねじれ国会」が余儀なくされており、物理的には法律一本、自分達の意思だけでは通す事が出来ない状態に直面する事になりました。また参議院においては総理を含めた各閣僚に対する問責決議案も防ぐ事が出来ません。正に政権全体に大きな傷口が出来、止血すら出来ず体力の消耗が続いている状況であり、与党で再議決に必要な三分の二を満たしている訳でもありませんので、国会運営は随所で行き詰まる場面が出てくるでしょう。この傷口は致命傷にさえなり得る大きな病巣なのかもしれないと感ずる所です。

今後の政局は読みようが無い状態であり、我が党の結党以来の悲願でもある郵政改革法案にしても厳しい国会情勢の中、全く予断を許さぬ状況下に置かれています。また来年度予算への取り組みも既に始まっています。当たり前の事ではありますが、時間は戻ってもくれないし、止まってもくれません。

いずれにしても極めて困難な状況ではありますが、置かれた状況の中で最善を尽くすしかありません。開き直る訳ではありませんが、医療人は患者さんを選べません。どのような状況下でも許された条件の中で最善を尽くさねばならない訳です。そして自身の歩んできた道と現在の状況には通ずるものがあるように思えてなりません。また、極限の状況下での粘り強さこそ富山県人の持ち味であり、それは即ち自分の持ち味であると思っている所でもあります。しかし、このような閉塞の極みとも言える状況の中では良い意味での開き直りも必要かもしれないと思う次第です。

結果として総選挙の時期も早まるかもしれません。あるいは政権運営の為の連立の組み替えもあり得るでしょう。国民新党という政党が明日どうなるかさえ、見えないといっても言い過ぎではないように思います。一寸先は全くの暗闇、全く読めない状況ですが、国民、そして郷土の代表として選任された一人として基本的な国家観と経済、内政、外交等における課題を見失う事なく、与えられた任期の中で最善を尽くせるよう、努力を重ねてゆきたいと思います。

平成22年 7月 21


国民新党 政務調査会長

参議院議員・医師  森田 高 

 

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